6月 19, 2021
『ちょっと調べてみた!』第6回
~誕生石~
こんにちは。
『ちょっと調べてみた!』第6回です。
今回は、『~誕生石~』についてです。
誕生石(たんじょうせき)
1月から12月までの各星座に属する宝石のことです。
ご自身の生まれた月の宝石を「身に着けると幸せが訪れる」と言い伝えられています。
ご自身の誕生石がどの宝石かご存じでしょうか?
誕生石にはそれぞれ意味(パワー)が込められており、調べてみるととても奥が深く面白いですよ。
誕生石のルーツは占星術や地域説などの諸説がありますが、
旧約聖書の「エジプト記」に出てくるイスラエルの祭司長の胸当てにはめ込まれた12種類の宝石や、
新約聖書の「ヨハネの黙示録」中に理想郷として描かれた聖都の12の城門の土台を飾る宝石に由来するとも言われております。
誕生石の種類は地域性や時代により他の宝石種に変わり、1912年にアメリカの宝石業界により定められた種類が、日本でも広く知られており、一般に用いられています。
誕生石にはそれぞれ意味(パワー)が込められているので、黄道十二宮における天頂にある星座(その季節に一番天空の頂点に来る星座)の宝石の力が一番強くなると信じられていたことから、月々に宝石を付け替える習慣も誕生しました。
ご自分の誕生石で選ぶのはもちろん、欲しいパワーで宝石を選ぶのも楽しいと思います。
最近では、誕生日別の誕生石(誕生日石)や生まれた曜日別の誕生石(誕生曜日石)も登場しています。
誕生石の一覧
誕生月 | 誕生石 | 石言葉 |
1月 | ガーネット | 「真実」「情熱」「友愛」「繁栄」「実り」 |
2月 | アメジスト | 「誠実」「心の平和」 |
3月 | アクアマリン、珊瑚 | 「沈着」「勇敢」「聡明」 |
4月 | ダイヤモンド | 「純潔」「純愛」「清浄無垢」「永遠の愛」 |
5月 | エメラルド、ヒスイ | 「幸福」「幸運」「愛」「希望」 |
6月 | 真珠、ムーンストーン | 「健康」「長寿」「富」 |
7月 | ルビー | 「熱情」「仁愛」「威厳」 |
8月 | ペリドット、サードオニックス | 「夫婦の幸運」「和合」 |
9月 | サファイア | 「成功」「誠実」「慈愛」 |
10月 | オパール、トルマリン | 「安楽」「忍耐」「心中の歓喜」 |
11月 | シトリン、トパーズ | 「友情」「希望」「潔白」 |
12月 | ターコイズ、ラピスラズリ、タンザナイト | 「成功」「繁栄」「健やかな体」「旅の安全」 |
1月の誕生石:ガーネット 牡羊座・獅子座・蠍座・射手座・山羊座の守護石 深みのある美しい赤色の宝石として有名なガーネット。 日本では柘榴(ざくろ)石とも呼ばれており、柘榴の種子に似ていることから、 “実り”を象徴する宝石とされています。 目標の達成や恋愛を成就させるためのお守りとして人気が高い宝石です。 |
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2月の誕生石:アメジスト 射手座・山羊座・水瓶座・魚座・の守護石 愛の守護石とも呼ばれるアメシスト。 ヨーロッパでは運命の出会いを引き寄せるとともに、恋愛で高まりすぎた感情を抑え、 冷静な判断ができる石として親しまれてきました。 心が安らぎインスピレーションが高まるともいわれています。 透き通ったパープルが特徴で、色が濃いものほど希少性が高くなります。 |
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3月の誕生石:アクアマリン 双子座・蟹座・天秤座・山羊座・魚座の守護石 名前の通り、海水のように澄んだブルーが特徴のアクアマリン。 すべての生命の源である「海」に、とても深いかかわりを持った石。 幸福・富・生命・若さを象徴し、怒りや葛藤などの悪感情を洗い流してくれるといわれています。 また、愛情・友情・夫婦・家族など、様々な対人関係に潤いをもたらすとも伝えられています。 |
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4月の誕生石:ダイヤモンド 牡羊座・獅子座・魚座の守護石 大人の女性なら、だれもがひとつは欲しいと思うのではないでしょうか? 多くの人を惹きつける上品で眩い煌めきが魅力的なダイヤモンド。 希少性も魅力のひとつ。その希少性から「宝石の王様」とも呼ばれています。 地球上で最も硬い宝石と言われており、それは”夫婦となる二人の固い絆の象徴”と信じられています。 婚約指輪や結婚指輪のジュエリーとして人気の高い宝石です。 こちらも参考に→ダイヤモンド 4Cとは? |
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5月の誕生石:エメラルド 牡牛座・双子座・蟹座・天秤座・山羊座・魚座の守護石 神秘的で透明感溢れる緑色が特徴的なエメラルド。 木々の緑のように生命力に溢れるエメラルドには、幸運や愛情といった石言葉が込められています。 心身のバランスや感情を安定させてくれ、やすらぎが得られ、思考力が高まり行動力をもたらすとも言われています。 恋愛に関する願いを叶えてくれる「愛の石」とも信じられています。 『キズのないエメラルドを得ることは、欠点のない人間を探すよりむずかしい』と言われるほど、内容物や細かいひび割れが見られるのもエメラルドの特徴です。 エメラルドが形成される際に必須的にできるものですので、内包物があることが天然の証とも言えます。 逆にあまりにも透明度が高く、無傷のものは人工石である可能性が高いので注意して下さい。 |
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6月の誕生石:真珠 蟹座・山羊座・魚座の守護石 清らかでありながら、控えめで優しく輝くのが特徴のパール。 貝からとれ、日本人には昔から馴染みが深いですね。 貝の種類によっては、作られる真珠の色や形は異なります。 例えば、和珠と呼ばれるアコヤ真珠や形の種類が豊富な白蝶真珠、ブラックパールとして有名な黒蝶真珠や 半球型で虹色が印象的なマベ真珠、ドロップ型などのさまざまな形をもつ淡水真珠など。 『人魚の涙』や『月のしずく』と言われ、冠婚葬祭からカジュアルまで幅広く使い分けられる上品な宝石です。 |
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7月の誕生石:ルビー 牡羊座・獅子座・蠍座の守護石 透き通るような鮮やかな赤色が特徴のルビー。 ダイヤモンドに次ぐ硬い宝石として知られるルビーは、世界4大宝石の1つと言われています。 燃えるような赤色には不滅の炎が宿るとされ、困難に打ち勝って勝利へと導くパワーがあると伝えられております。 「愛の象徴」でもあって、情熱的な愛をもたらすとされています。 ダイヤモンドの「宝石の王様」に対してルビーは「宝石の女王」と言われる事もあるそうです。 |
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8月の誕生石:ペリドット 牡牛座・獅子座・天秤座の守護石 鮮やかなオリーブグリーンが特徴のペリドット。 屈折率が高く、暗い場所でも明るい色を放つことから「太陽の石」とも言われております。 ネガティブなエネルギーを取り除き、ポジティブなエネルギーをもたらしてくれます。 心が明るくなり、人間関係も穏やかになるといわれています。 そのため、夫婦や家族の絆を強めるためのお守りとして用いられることもある宝石です。 |
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9月の誕生石:サファイア 牡羊座・牡牛座・蟹座・乙女座・水瓶座の守護石 深く鮮やかに輝く独特のブルーが印象的なサファイア。 サファイアは意思の力を強くサポートし、自信がつき、物事を成功へ導いてくれるとされます。 また、真実の愛を貫く力を持つという言い伝えもあります。 青色が一般的ですが、イエロー、オレンジ、ピンクなどさまざまなカラーのサファイアもあります。 |
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10月の誕生石:オパール 天秤座・蠍座・水瓶座の守護石 見る角度によって色合いを変化させる美しいオパール。 「希望の石」として知られ、まだ見ぬ才能を開花させ、創造性を高めるパワーがあるとも信じられている宝石です。 複雑に変化する色合いのように、持ち主にも変化をおよぼすとされ、心を映しだす鏡にもたとえられます。 |
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11月の誕生石:シトリン 双子座・乙女座の守護石 煌びやかな黄金色が特徴のシトリン。 太陽のような力強いエネルギーを持つ宝石です。 金運・財運を呼ぶ石、繁栄と富貴をもたらす幸運の石として古くから大切にされてきました。 明るく透明感のある輝きをもつシトリンは、生命力を高め、希望、勇気、自信をはぐくむ効果があるといわれています。 |
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12月の誕生石:ターコイズ 乙女座・天秤座・山羊座の守護石 美しいブルーやグリーンの色合いが印象的な宝石です。 日本では、トルコ石とも呼ばれています。 宝石がもつ鮮やかなブルーの色彩から、ターコイズブルーという色の名前が誕生しました。 夢や目標を実現するための助けとなり、心身に癒しを与え、活力がみなぎる石と人々から信じられてきました。 またターコイズは旅のお守り石としての役目もありました。 |
誕生石というと、生まれた月の宝石を身に着けないといけないと思っている方もいるかもしれませんが、実は月替わりや、その時々の気分にふさわしい意味を持つ宝石を選んで身に着けるという方法もありますよ。
地球が長い年月をかけて育んだ美しい宝石の数々。
そのカラーや輝きなどを知って、ジュエリーを身に着けるだけで気分が上がると思います。
是非、ご自身に合ったジュエリーを身に着けてみてはいかがでしょうか。
ちょっとでも知って頂いて、ぜひ皆様に参考にして頂ければと思います。
ご興味がありましたら、次回も読んで頂ければ幸いです。
では、また!
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『ちょっと調べてみた!』第5回 ~時計の選び方(ベルト調整編)~
『ちょっと調べてみた!』第4回 ~時計の選び方(用語・機能編)~
『ちょっと調べてみた!』第3回 ~時計の選び方(デザイン編)~
『ちょっと調べてみた!』第2回 ~時計の選び方(ムーブメント編)~
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