風防外周の円状パーツで、目盛が施されているもの。
二カ国の時刻表示や高い防水性の確保のためにある。
用途により固定式、回転式、逆回転防止などが存在する。



固定式
固定された回転しないベゼル。
数値のないものもあるがスポーツウォッチの場合、時速や平均速度などを測定できるタキメーターが付くことが多い。

回転式
逆回転防止機能により一方向にしか回転しないベゼルで、ダイバーズウォッチなどに多く見られる。
これは、水中で誤ってベゼルが逆に回ってしまうことで、潜水経過時間やボンベの残量時間を間違えて測ってしまう事故を防ぐ。
潜水前に分針にベゼルの0を合わせ、ベゼル部分で計測できるようになっている。

双方向回転式
左右、両方向に回転するベゼルで、GMTや航空計算尺付きの時計、パイロットウォッチに多く見られる。
GMT機能が付いた腕時計では、日本と海外の時間の表示ができ、パイロットウォッチでは飛行距離、現在の速度や上昇速度、
残りの燃料、目標高度への到達時間、また単位換算など様々な計算を行うことがでる。






過去の『ちょっと調べてみた!』

『ちょっと調べてみた!』第4回 ~時計の選び方(用語・機能編)~
『ちょっと調べてみた!』第3回 ~時計の選び方(デザイン編)~
『ちょっと調べてみた!』第2回 ~時計の選び方(ムーブメント編)~
『ちょっと調べてみた!』第1回 ~喜平(キヘイ)チェーン~