4月 19, 2021
『ちょっと調べてみた!』第4回
~時計の選び方(用語・機能編)~
こんにちは。
『ちょっと調べてみた!』第4回です。
今回は、『~時計の選び方(用語・機能編)~』についてです。
時計を選ぶ際にサイトを見ても専門的な用語などが多くてこれどういう意味?
これどういう機能なのか分からないという事はないでしょうか?
例えば、商品情報に「ベゼルにキズあり」など記載してあったり、
「クロノグラフ機能」など記載してあったり。。。
時計にあまり詳しくない方には分かりにくいですよね。
そんな方の参考になればと思い、今回もちょっと調べてみました!
腕時計の各部名称 【1】ベルト / バンド
時計を腕に装着する部分です。
ブレスレットやバンドとも言われます。
金属製や革製やゴム製など様々あります。
【2】ケース
ムーブメントを収める懐中時計や腕時計の外側の容器。または時計の本体を指します。
チリやホコリ、衝撃からムーブメントを保護していてます。
時計自体の印象を決めるパーツとなります。
【3】ダイアル / 文字盤
時刻を表示する目盛や数字、マークが記されている部分全体を指します。
「腕時計の顔」や「エト」とも言われています。
【4】針
腕時計の時針・分針・秒針などの、時刻や経過時間を指し示す針です。
【5】インデックス
ダイアル上の、時や分を示す目盛りや数字、ドットや棒などのマークの事を指します。
【6】ムーブメント
時計内部の機械の事。動力部分に当たるものです。
詳しくは、
『ちょっと調べてみた!』第2回 ~時計の選び方(ムーブメント編)~
【7】コマ / リンク
腕時計のブレスレットは金属片を繋ぎ合わせたもので、そのブレスレットを構成する部品の最小単位の一片をコマと呼びます。
コマの大きさやデザインは様々。
コマの数を調節する事で、腕周りのサイズ調整が可能です。
【8】風防
時計のダイアルを覆い保護している透明部分。
ガラスやプラスティック、サファイアガラスなど素材は様々あります。
【9】ベゼル
風防外周の円状パーツで、目盛が施されているもの。
二カ国の時刻表示や高い防水性の確保のためにある。
用途により固定式、回転式、逆回転防止などが存在する。
【10】リューズ
時計の側面につけられた突起で、ゼンマイの巻き上げや、日付・時刻合わせに使います。
【11】バックル / 尾錠
腕時計のベルトやブレスレットを、腕に固定するための留め金部分。
【12】ラグ
ベルトやブレスレットをケースに連結するための接合部分で、ケースの上下についている。
アタッチメント、またはホーンとも呼びます。
その他用語や機能 ・クロノグラフ
ストップウォッチ機能を持ったアナログ時計の総称。
ちなみに「クロノグラフ 」という言葉は、ギリシア語の「クロノス=時間」と「グラフォス=記す」を合わせた造語です。
・デイト表示
日付表示機能の事。
また、瞬時に日付が切り替わる機能を「デイトジャスト」とも言います。
・デイデイト表示
曜日・日付表示機能の事。
・トリプルカレンダー
月・曜日・日付表示機能の事。
・パーペチュアル
別名、永久カレンダーと言われています。
グレゴリオ暦に基づき年号・月・曜日・日付を表示し一か月の日数と閏年を自動的に判別し表示する事が可能。
月ごとの日付調整が不要なカレンダー機能。
・オイスターパーペチュアル
ロレックスが開発した自動巻きの機構の名称。
史上初完全防水の、牡蠣のように堅牢な「オイスターケース」と
ローターが360度回転する世界初の機構の「パーペチュアル」との
組み合わせで誕生したのが、「オイスターパーペチュアル」です。
ちなみにパーペチュアルは永久という意味ですね。
・スモールセコンド
文字盤内で独立した秒針用のダイヤル。
略して、「スモセコ」とも言われています。
・パワーリザーブインジケーター
機械式時計は巻き上がった主ゼンマイが元の状態にほどける力を駆動力として針を運針しています。
そして"一度完全に主ゼンマイを巻き上げた状態から放置して時計が止まるまでの駆動時間"のことを、
時計用語では「パワーリザーブ」と言います。
あとどれくらいの時間駆動し続けることが可能かを視覚的に表す機能を「パワーリザーブインジケーター」と言います。
・タキメーター
クロノグラフが搭載された腕時計に付属する機能の一つ。
「タキ(Tachy)」とは「速い」という意味の接頭語で、「メーター(Meter)」はご存知の通り計算尺のことを指しています。
時速や平均速度を計測するための計算尺ということになります。
例えば、1kmの距離を自動車などで走行したときの平均時速を計ることができるため、
レーシングウォッチやパイロットウォッチなどに搭載されている機能です。
・レトログラード
レトログラードはフランス語で「逆行」を意味します。
時計の針は通常「円運動」を基本としますが、レトログラードは「扇形に運針」するように設計されており、
まさに常識から逆行した特殊な動きを見せます。
一定角度まで針が進むと元の位置まで戻る動きを持つ機構。
・フライバック
普通のクロノグラフは計測を終え再び時間経過を計測するためには、一度ストップ、リセットをしてからリスタートをする必要があります。
一方、クロノグラフの上位機構「フライバッククロノグラフ」では、クロノグラフの計測を停止させないで、次のタイムを続けて計測できます。
・インナーベゼル
事故を防ぐ目的でケース内部に取り付けられたべゼル。
・ワールドタイマー
世界各地の時刻を表示できる機能。
・GMT
GMTの略称は「Greenwich Mean Time」で「世界標準時」を指します。
イギリスにあるグリニッジ天文台を基準として、世界の時刻表示の統一規格が存在します。
例えば、イギリスが基準時の「±0時間」になりますので、経度+135度にある日本は「+9時間」となります。
そのため、もしイギリス時間が1時だとすると、日本時間は「+9」をして10時ということになります。
(※サマータイム時期は1時間変わり、「+8時間」となります)
時計の用語として簡単に表現すると、第二の時間帯を表示できる機能です。
“時差”をいちいち計算しなくてもパッと見てわかるようになっています。
よってGMT機能付きの時計は通常の時計に比べ、時針が1本多いです。
いかがでしょうか?
用語や機能って調べてみると面白いですよね?!
あーそういうことだったのか!と思って頂けたら、嬉しいです。
実は、まだまだ簡単に書いているので、深掘りしていくともっともっと面白いです!
興味がある方は深掘りしてみてください。
当店の商品も是非ご覧ください。
時計コレクション
ちょっとでも知って頂いて、ぜひ皆様に参考にして頂ければと思います。
ご興味がありましたら、次回も読んで頂ければ幸いです。
では、また!
過去の『ちょっと調べてみた!』
『ちょっと調べてみた!』第3回 ~時計の選び方(デザイン編)~
『ちょっと調べてみた!』第2回 ~時計の選び方(ムーブメント編)~
『ちょっと調べてみた!』第1回 ~喜平(キヘイ)チェーン~